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あれは何故炎上したのか?

100日後に死ぬワニの炎上の理由は何故なのか?考えてみた。

俺は心が痛い。

知っているだろうか。100日後に死ぬワニが叩かれまくった事を。それだけならまだしも、完結してTwitterを通常営業に戻した今現在ですら、作者のきくちゆうき氏を叩く人でなしがわんさかいる事を。

Mステを見ている。たったそれだけのツイートに対し

まさに地獄。何が彼らを駆り立てるのか?

「ワニの時に設定した通知ONがそのままで、どうでもいいツイートをされたから腹立った」としても、フォローを外せばいいだけである。フォローを外すのは2タップ。「知らんがな」とリプライを送るのは最低でも6タップ。どう考えてもフォロー外した方が早い。ていうかどっちみちフォロー外すのなら完全な無駄。まごう事なきクソリプ。

そもそも、感謝は無いのか?

急にどうでもいいツイートをし出したとしても、仮に蓮コラ連投botに路線変更し出したとしても、今までワニを無料で楽しませてもらった恩を考えればプラスの方が遥かに大きいはず。でも、どうやらそうでは無いらしい。ワニの何かが彼らの逆鱗に触れてしまったようだ。

というわけで、「何故100日後に死ぬワニは炎上したのか?」について考えていきたい。ワニは緑。ミクの髪の毛も緑。やっぱり今回もボカロと関係あるお話です。

100日後に死ぬワニは何故炎上したのか?

ワニ。完全に無料。

もちろん本編ワニを完全読破するのも無料。どんな阿漕なグッズ展開やメディア展開をしようとも、買わなければ損は無い。で、見たくなければ作者をフォローしなければあなたの人生に一切ワニは関わってこない。

強いて言えば「面白くも無いのに、周りがワニの話題ばっかで嫌いになった」って理由ならばわからなくも無い。けどそれはクレーマーが過ぎる。

つまり、ワニに叩かれる筋合いなど1ミリも無い。後述の露骨な商業ムーブが槍玉に挙げられているが、全て自由選択の上で成り立っている。倫理的に間違っていることなど1つもしていない。理不尽すぎる。何もかもが言い掛かりである。

あなたが自宅の自室で静かにゲームをしていたら、通りがかりの知らないおっさんが「ゲームなんかしてんじゃねー!」と石を投げてくる。次の日も。その次の日も石を投げてくる。何故か日に日におっさんは増える。石が飛び交う毎日。今のきくち氏はそんな状況。

という前提の元、「では何故こうなってしまったのか?」ついて考えていく。

商業ムーブがすぎたから

最も槍玉に挙げられているのがこちら。おそらく、題材や絵柄も相俟って読者はこう考えていたのだろう。

「ワニ、本当に心の優しい作者さんが生きる事の大切さを伝えるためだけに描いているんだろうなぁ」 

 

そして最終回が投稿され、その余韻も間も無く怒涛のグッズツイート。追悼すらもマネタイズ。それに対し「結局お金が欲しかったんですね」と勝手に裏切られた気になっているらしい。いや別に、金が目当てだったとしてもよくね?散々無料で楽しませてもらったんだし…。

電通案件だと思われてしまったから

よく言われている電通案件説。果たして、電通が何をする会社で、電通案件の何がいけないのかちゃんと説明できる人はどれくらいいるのだろうか。俺もわからん。

けど、そこにモヤっとする気持ちは分かる。それを言語化するならば、「ワニは自分たちが一緒に育ててきたコンテンツだから」って潜在意識があるからだと思う。おこがましいにも程がある。

そこまで手が込んでいる絵には見えない。ストーリーも100日後に死ぬって点以外はただの日常モノ。でもそんなワニを、きくち氏がひっそりと1人で始めたワニを、偶然見つけた私たちが拡散を手伝ってここまでの話題になった。なんて自意識が潜在的にあるのではないだろうか。

そこで浮上した電通案件説。「初めからこうなるように仕組まれていた。高学歴のエリートが【Twitterでこういう漫画を描けば、バカなユーザーが拡散してくれるんじゃね?(笑)そうするためには敢えてここをこうして拡散されやすくして〜】【おっ、いいんぢゃねそれ(ワラ)バカなユーザーが毎日欠かさずRTで過労死、みたいな(ワラ)】と会議を重ね練りに練った案だった。まんまと踊らされた。騙された。きくちゆうき許さない」なんて被害妄想をする人が出たのかもしれない。ちなみに筆者は思いません。電通は日本が誇る素晴らしい会社です。

と、電通の詳しい業務内容はわからなくとも「上級国民の手のひらで踊らされていた感」が嫌悪感の正体だろうか。つい数年前に過労死者を出した企業の「100日後に死ぬ」は縁起が悪いしね。皮肉な事にいきものががりのツアータイトルも「いきものまつり」だし。

ちなみ一応、作者のきくち氏は電通案件説を否定していると補足しときます。

クオリティが高過ぎないから

色々言ったものの、結局はここに収束するのではないだろうか。

そもそも、今回の全てのヘイトは嫉妬に起因するものではないだろうか。人は、自分が成り得た立場の人物に対して嫉妬を覚えるらしい。もちろん企画をして実行をして継続出来るから凄いのであって、それを全て出来る人がいないから話題になった。なおかつ世界観に合っている絵柄やストーリーである事は大前提。その上で、ひょっとしたら読者にこう思われていたのかもしれない。

「これ、俺でも描けそう」

もちろん筆者はそうは思わない。思わないけど、「読者にそう思われていた」と仮定すれば今回の炎上が全て腑に落ちる。グッズ化しようがソシャゲ化しようが、電通が絡もうが便通が改善しようが、「天才的で圧倒的な画力と人智では到底思い付かない圧倒的なストーリー」の作品なら嫉妬すらも起こらないのではないかと。

今回きくち氏への誹謗中傷が目立つのも、クレーマーが生きやすい世の中になってしまったから。きくち氏のような、一切何も悪くないクリエイターが発信しずらい世の中には絶対になるべきではない。だからこそ、今回の炎上を言語化するならば、と思う事を書いた。

マジで誤解されない事を願うけど、この俺もやしさらだは圧倒的にきくち氏擁護派です。きくち氏が平穏にMステを見れる日が来る事を願っています。

ABOUT ME
もやしさらだ
底辺ボカロP歴10年のベテラン。「音楽何も知らんけど、ボカロ曲作ってお金稼げたらいいなぁ」そんな事を思っていた10年前の俺みたいな人の役に立つブログにしたいです。