「耳コピをご存知っすか?」
「はい」
「例えばコピーバンドだったら、楽譜を買わずに自分のパートを聴いて練習することっすね」
「はい」
「よくやり方が分からないんだよね」
「でも、やり方を覚えれば好きな曲を好きなだけタダで弾くことが出来るっす」
「スコアが無い曲もできるようになるっす」
「それはすごい」
「というわけで、各パート別に耳コピのコツを書いていきたいと思うっす」
「はい」
Contents
リズムギター(弾き語り含む)
「よくボーカルが担当するパートすね」
「早い話、コードが載ってるサイトを見れば一発で分かるっす」
「ただそれでは耳コピではないっすので」
「楽な方法は、まずキーを割り出すことっす」
「キー?」
「端的に言うと♯とか♭だとかがいくつあるかということっす」
「それによって、出てくると思われるコードを絞れるっす」
「例えばスピッツのチェリーはキーがCメジャーなんすが」
「それが判れば、Cメジャーに良く出てくるコード(ダイアトニックコード)の」
C Dm Em F G Am
「の、どれかを当てはめていけば、と分かるっす」
※Bm7-5はここでは割愛
「わかるようなわからんような」
「ところで、どうやってそのキーを見つけるの?」
「頭の中でその曲のサビを再生してみてっす」
「♪愛してるの響きだけで~」
「で、サビが終わる時に」
「♪つぶれ~るほ~ど~抱きしめて~♪ ジャーン!」
「の、最後のジャーンのコードがキーっす。ちなみに単音でも大丈夫っす。ドだったらC。みたいな」
「なるほど」
「ただ気をつけて欲しいのは、明るい曲か暗い曲かによって変わるっす。明るい曲だったらそれで良いんすけど、暗い曲だったら青い字の方っす」
「キーが判れば、この中の1行。つまり6個のコードのどれかって予想できるっす。ただ、もちろん6個以外のコードが出てくる場合もあるっす。そっからは要勉強っすね」
「コツとして、一番低い音の単音で探すのが楽っす。「こういう感じかな?」って低い音で単音で弾いてみるんす。で、そのルートのコードを弾けばいいんす。チェリーの場合、ララ→ミミ→ファ→ソ→ドってのがわかったら、Am→Em→F→G→Cってなるっす」
※
C D E F G A B
ド レ ミ ファ ソ ラ シ
「あと「チェリー キー」ってググっても出るっす」
「…」
「このキーの話は他のパートにも当てはまるので大事っす」
リードギター
「このパートはわりと簡単っす」
「目立つところだと、歌いながら探すというのがやりやすいかもしれねっす」
「タラ―タララーラー♪…ここかな?」
「みたいな?」
ベース
「ベースにはルールがあって」
「コードのルート音を弾くというものっすが」
「そこからほとんど割り出せるっす」
「例えばチェリーはサビのコード進行が」
「Am Em F G C」
「なので、ラ・・・ミ・・・ファ・ソ・ド・・・・」
「というのが推測できるっす」
※
C D E F G A B
ド レ ミ ファ ソ ラ シ
「ラインがちょっと動いてる場合はそこをベースに探ってみるとやりやすいっす」
「ベースだけに」
「ベースも同じくベースパートを歌いながらやると見つけやすいと思うっす」
「最初は聞き取りづらくて大変だと思うっすが」
ドラム
「俺はドラムが叩けないっすので」
「○○○○ 叩いてみた」とYoutubeで検索してみると参考になると思うっす」
(ドラムに限った話ではないのでは…)
「ひとつ言うなら、スネアがどのタイミングで鳴ってるかを軸に聞くのがオススメっす」
「以上が簡単な耳コピのやり方っす。もっとちゃんと勉強すれば、どんどん精度が上がっていくっす。では頑張ってねっす」
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